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半透明なサラダ

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でも


 見違えたよ君の容姿 言葉で描く原稿用紙
 キュートな栗色癖ッ毛ミディアム そんなの似合ってないと言い合う
 高校の時の黒髪と 違うからどうにも見慣れないな
 会話と会話の距離感も どこかよそよそしくて嫌になる
 ヒールを履いて並ぶ二人の 背丈はほとんど同じくらい
 どうしてそんなに大人になるか まだまだ子供が背伸びをするか
 ビールも飲めない年齢なのに のめり込むように化粧と遊び
 君は毎日楽しそうだけど 俺はイマイチ馴染めないから
「元に戻さないの」と聞いた でも「いつの話かな」と言った

「そんな時期もありました」って 過去から今に移り変わり
 いつからか君も大人になって 不器用な俺は作り笑い
「そんな時期もありました」って 今から先へ移り変わり
 いつまでも俺は子供のままで 器用な君は作り笑い

 大学終わりのバスターミナルで 何かの偶然二人になる
 話す言葉なく無口になる そんな現状が二人のリアル
 どうにかしたいがどうしても 話すと喧嘩は避けられないし
 きっとイライラ色々迷惑 だろうし続いてく小さな静寂
 それでそのままバスに乗って そのまま流れで地下鉄乗って
 温かい過去はどこへやら 言葉が出ないこの口から
 似た者同士だったのに 今じゃほとんど他人同士
 もうちょい先の八番目の 駅で降りるのに黙りこんで
 どこか寂しそう君の背中 これで終わり? なんてベタな

「そんな時期もありました」って 過去から今に移り変わり
 いつからか君も大人になって 不器用な俺は作り笑い
「そんな時期もありました」って 今から先へ移り変わり
 いつまでも俺は子供のままで 器用な君は作り笑い

 ああ、でも 今の君は気に入らないけど
 君は君だから 外は変わっても内は変わらないはず
 ドアが開いて降りるとき 後ろから「またね」と声かける――

「そんな時期もありました」って 過去から今に移り変わり
 声かけるのすら躊躇ってたと 不器用な俺は作り笑い
「そんな時期もありました」って 今から先へ移り変わり
 声かけられるの待っていたと 器用な君が作り笑い

「そんな時期もありました」って 過去から今に移り変わり
 いつからか君も大人になり でも君は俺の映し鏡
「そんな時期もありました」って 今から先へ移り変わり
 いつまでも俺は子供のまま でも俺は君の映し鏡
 

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