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半透明なサラダ

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赤の他人

 夕暮れに憂鬱な君とふたりきり 右手左手 見つけるように
 
 傷ばかり見つめていても答えはない 教室の外は他人の笑顔
 
 笑いたい好きなあなたとふたりきり だけどもこころは真反対
 
 ようつべで時間を費やし一、二、三時 夜はもうすぐなくなるけれど
 
 勉強をしてもしなくても同んなじじゃん とか言いつつもしている私?
 
 最終列車わざと見送る午前一時 歩いて帰る資格もないから
 
 食べて吐き、産んでは殺しの繰り返し 「私」はいったいどこにいるのか

「久しぶり」と言えずに沈黙、約三秒 他人のようにさよなら終えて
 
「こんにちは」言っても近所はそれっきり 「こんにちは」とテレビの声が温かく
 
 こだわりを持てない人生いつの間に あの子が好きこの子が好き純粋に

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自由律短歌


 自由律短歌を書こうと思った。

 今まで韻踏詩や現代詩を書いてきて、
 言語に関するリズムには意識的になってきていると思う。

 以下に習作。


 冬、窓ガラスに映る姿を目で追い 鉛筆を回す教室

 曇り空、隣だけ空白 喧騒に並ぶ見知らぬ他人


 こんな感じ? 読むリズムは句読点と空白の間で。
 何を書くか、よりも言語表現に傾注してる自分には逆に敷居が高いかも。


短歌

「教室で」
ふわふわと 揺蕩う心地は 夢模様 頭を叩かれ はっと目覚める

「巣立ち」
学校と 家族とそれだけ わたしの世界 これから一人で 旅立つけれど

「秋の息吹」
秋の空 うつらと窓辺に 赤トンボ そっと手に乗せ 崩れる相好

「朝焼けの山」
山の端に 萱の穂が吹き 銀一色 朝日に照らされ 静かに輝く

「言葉はナイフだ」
愚者たちは 言葉のナイフを 幼稚に扱い 今日も誰かを 傷付け、切り裂く

「一緒にいたい」
そっと触れ ギュッと抱きしめ 温かい 今日も一緒に あなたといたいな

「早苗さん!」
古ぼけた 神社に一人 美少女巫女さん! 何故だか毎日 千客万来!

「黎明と黄昏」
昏黎に 刹那きともしび 燃え、消えて 昼夜の帳に 静かに落つる

「事業仕分けの被害者」
ジコマンを 化粧で隠して 独り顫える 恩など返さぬ 国など滅べ

「愚民のなかの愚民」
己らの 悪臭気付かぬ 愚民たち 距離置く私は もうニーチェかな

「嘘の嘘」
教室は テーマパークさ 嘘ばかり すでに嘘とも 見分けが付かずに

「光と影」
細波に 映る僕等の 影蒼く 光る海底 魚等白く

「ノート」
覚え書き 描かれた円に 四角い文字 ぱらぱら捲るは 懐かしきかな

「丘上の狼」
狼を 映す湖面は 夜より深し 月影反射させ 独り丘に立つ

「寂」
池泳ぐ 緋鯉の朱さに 魅入られて エサを多く やりすぎるかな

「さよならいぬの声」
血の臭い 道路に倒れる 私の愛犬 名を呼び、駆け寄り 零れるしずく

「去る一年」
弔鐘を 鳴らして悼む 自らの 消え逝く趨勢 嘲り嗤い

「枝」
冬ざれの 木々の枝々 ふるふると 寒風吹かれて 我が肌ぶるぶる

「雨と光の音」
梅雨の空 雲をかき分け 覗く青 木漏れる光 やわらかな音

「人生」
坂道を のぼる朝日に 生徒の姿 旅する一日 今日が始まる

「ろうそくの火」
教室で かがやくあなたは 儚くて 孤独な背中は ろうそくみたい

「二人の輪」
人の輪に 差す影暗く 独りの輪 それでも灯る火 握る手微熱く

「アラストール」
メラメラと 滾る炎を かき集め 天上劫火の 焔と成らん

「面映い」
教室で 居残り授業 あたしだけ センセと二人 何かはずいな

「こっちはつらいんだよ」
がやがやと うるさく寝れない 保健室 養護の先生 人気高過ぎ

「体言止め」
交通事故 亡くした父親 静かな家庭 無くして涙 頬をつたう血

「誤」
携帯で メールを打ち込む 誤変換 あなたの言葉も 間違い始めて

「夕焼け」
雲の皿 ホットケーキを 乗せましょう 夕陽のハチミツ たっぷりかけて

「泥々」
雨粒を 土に含ませ ミルクティー 次々飛び込む ラグビー部員ら

「雨の日ひやひや」
クリスマス デートの約束 雨の朝 早くやめよと ひやひやする俺

「下」
薄ら笑い 擦れた心を 抱きかかえ それでも明日見る 今日を越えてく

「甘口」
甘えてる? 甘い誘いに 釣られてる? 蛇の甘言 聞いてはならない

「冬のガラス」
もやガラス 通る陽光 仄めかに その様夕べの 障子の如し

「23年間」
暗闇に 切り落とされた 四肢の塵 神よ陽光よ 科学の罪よ

「転校」
プレゼント リボンを渡して おまじない いまはさよなら でもまた会おう

「ゼロ年代」
まっくらい 一人で歩く 帰り道 失くして見つけた リアルなさみしさ

「焼けた街」
晩景に 丘から見下ろす 西向は 紅霞の紫で 灰燼に帰す

「産まれる天地」
打ち上がる 天の卵は 黄金いて 顫わす様に 生命を感ずる

「レンズ」
黎明に カメラを構えて レンズを覗く 海に陽が差し 刹那を切り取る

「かげろう」
逃げ水を 追いかけ離れた 少年時代 僕等は今日に 追い付けたのだろうか

「超えようとすることに耐えられないことば」
死にたいと そう願っていたいと 願ってて わたしの気持ちは クロワッサン

「クロワッサン」
触れてみて ばらばらになる クロワッサン そんな仕草に 感動するわたし

「ばらばらはほんもの」
三日月は きれいに見えるが 中身はもろい そんなほんものを わたしは抱えてる

「限りなく嘘に近いほんもの」
わたしはね 嘘しかつかないんだ だから 死ぬ のならばあなたは ほんものに気づくか?

「あのころのほんものに涙するということ」
あなたはね もう気づいているのさ わたしの気持ち だってその眼は 月を映しているから

「ほんものとして産まれるということ」
あなたがね 詠んでくれなきゃ このうたは 産まれないのよ? 月がきれいです

「むなしいということ」
体をね 重ねて感じる あなたのぬくもり 許のとこから ばらばらにしてあげる

「熱ののめのめ」
入ってくる あなたの温度が 満たしてる あそこののめのめ ぐちゃぐちゃにしてる

「むなしいことばは耐えられない」
ことばはね もう耐えきれないの あなたには あいそつかして 見放してあげる

「犯してあげたということ」
わたしはね あなたに体を ささげたけれど あなたはわたしに ぐちゃぐちゃにされてるのよ?

「でもありがとう」
わたしをね ちゃんと詠んでくれて ありがとう でもわたしは嘘つき ほんとうはばらばらなのよ?

「さよならしよう」
戻ってきた そこには深い 意味はない うたがうたでなく うたとなっていただけ

「三日月のくらいところ」
クロワッサン 明るい仕草は もう犯されて くらい仕草は ばらばらでした

「涙するということ」
あなたはね 死体のわたしに よりそって 涙してくれた ありがとう

「見据えること」
明るさは あなたがいたから 存在しました あなたの瞳に 月はありました

「超克すること」
せかいとは そんなばらばら 抱えています そうしてわたしは いま、ほんもののばらばらです

「死ね」
救えない 助けてやれない Help you! 私の義侠心を ズタズタにしてる

「前へ後ろへ」
裏切りたい すべてを捨てて 停滞したい でもあなたがいるから 裏切れない

「ハーモニー」
ちろちろと 鳴くこえことりの アンサンブル モノクロ鍵盤から 生まれる色たち

「dead ghost」
グラウンドに 置き忘れた あのころを 亡者のように 探してるぼく

「虚仮と」
水苔や はがれる地面に 浮かぶあと 燐灰の下に なにを思うか

「はんれつとれんじ」
教科書の 数字の範列 電話番号みたい 思うままに 連辞にして打つ

「落ち葉」
はらひらり 涙のように こぼれる葉 地に落ちるさま 決別の如し

「冬」
ストオブの 熱の甘さに さそわれる その火でわたしを 溶かしてほしい

「高架橋」
橋の向こう 暮れゆく山は もう白く 遠雷の如き 音が響いて

「はつゆき」
今年初 降る雪、吐く息 濃く白く ぷはあと吐き出し ちょっと大人のまね

「はつゆき2」
降る雪に 吐き出す息が 重なって 吐き出す息に 紫煙が重なる

「はつゆき3」
父の影 見てや疑う 朝未き 追ってや驚く 雪が降りなむ

「雲の鉢植え」
雲の鉢 零れる雨は 雲の砂 鉢で育つ芽 空という花

「よる」
悪さして 家を出された あの頃の 夜の怖さは いまは感じず

「視線」
どこ見てる? 「いましか見てない」 「それはだめ」 過去と未来と 「その先見てこう」

「無情」
笑ったり 泣いたりする間に ときは過ぎ 刹那い自分に 気付いてしまう

「アイス」
はかないね 冬にアイスを しゃりしゃりと 手に持っていても 溶けやしない

「ボコボコ」
フルボッコ 引き際肝心 ボーリング 賭けはやめとけ 財布フルボッコ

「再会の約束」
ぼろぼろと 落ちるしずくは 便箋に さよならじゃないよ ラブレター・ハッピー

「ヒス」
こんなにも 大きい なのに 伝わらない あたしの大好き 分かってくれない

「忠犬」
俺様は 一人でも死なない 強く生きる 主人のいない 庭を見ながら

「sola」
消えないね 忘れた言葉の 傷痕たち 探す言葉の 思い出たち

「ループ」
伝えられない また伝えられない いつもと同じ 同じ後悔 繰り返してばかり

「百までも」
人肌の 優しさ、思い出 凍ったこころ 消える魂 三つ子のこころ

「戦場」
走る音 大地に伝わる 地球の鼓動 あたりに横たう ひとの亡骸

「赤道」
踏みしめて 歩く坂道 遅れる時間 周りの人たち どうして急ぐか

「slowly heart」
あなたといたい はかない思い 深々と 静かに降る雪 募る好き

「愛一」
手を合わせ 空にかざすは いのちの芽吹き 木霊す鳴き声 鼓動す魂

「わたしは強い」
忘れない あの日の一言 忘れない 「そして明日も仕事です。」

「ヘーゲル的和解」
忘れない あの日のひととき 忘れない 「ごめんなさいね」「こちらこそ」

「重ね襲」
空虚さに 愛を上塗り 色がさね 仕上げた着物を 二人で纏う

「名古屋の雪」
しんしんと 朝に降る雪 昼前溶ける

「風脈」
運ばれる ざわりざわりと 脈々と 来る春感じて 風と歩こう

「飛行機雲」
弧を描く 空を渡した 飛行機雲 尾を引く様が 金魚のフンだね

「室窓より」
陽の熱に 導かれる様に 目を開ける 飛び込む風景 青い空

「風流心がない」
ばたんとしゃ 窓を閉じてかつ カーテン閉める 勉学勤しむ 風情のない奴

「風流心がない2」
はぁあああ… 学生相手に ため息さ 春の景色より 勉強か

「義侠心/変態紳士のPOST」
なれなくて あなたの理想になれなくて ごめんと謝る 憐哀の歌

「虚無/前後不覚」
わからない 混乱・困惑・悶絶してる 自分の行く先 まったく見えない

「愛欲/合いする」
壊れるな 人格破壊 壊し合い 愛し愛され 欲し欲され

「個人的な決意/無い。故にある」
もとめすぎ 「ちょっと休もう」 「探し合おう」 二人で一緒に 「見つけてみよう」

「寂夜/弱いツン」
知らないもん 知らないんだから …… ホントは寂しい あなたに会いたい

「距離/離れ合い」
与えると それだけ辛くて 虚しくて だから離れて バカみたい

「愛虚/空虚さは愛」
愛してる 大好きだよと 囁き合い 距離さえ越えて 空虚と寄り添う

「虚数/i^2=-1」
アイの二乗 イコールマイナス イチの意味 二人の愛は 空虚ということ

「ハレルヤ」
曇り空 ぽつり落ちてく 雨の粒 小さな水溜まり 波紋を広げて

「思考錯誤」
チャイムの音 そういうことで 教室飛び出せ 百円持って 購買駆け込め

「鎖欲」
黒々と したたる憎悪を ぶちまけて 繋ぐ手のひら 鎖のように

「スーパーオリジナル」
前ならえ 右にならえを 全部無視 俺がルールさ スーパーオリジナル

「公開して後悔」
Timelog 公開設定 間違えて 次の日慌てる 後悔設定

「ガキのころ」
70円 こどものころは 60円 買うのがたのしかった あの日のブタメン

「五七五」
明け方に 今日も見上げる お月さま

「五七五七七」
明け方に 今日も見ている お天道さま 新たな想いを 背に抱きつつ

「永遠に続く刹那」
鐘の音 その切なさは あなたとの 逢えない時間に 勝てるだろうか

「短歌」
外に出て 感じてみないと 短歌はね 創れないのさ 不思議だね

「kiss」
ほっぺにね リップクリームを ぬりまして 淡い色どり キスマークと

「自遊空間」
認めない 他人のセカイに 反抗期 自分はベッドで 缶コーヒー

「外」
お焚き上げ 空を舞う火は 演舞のようで 舞を舞う君は 炎のようで

「NEW」
31と 1が交わるとき ジャンプする 僕らは魔術師 時の旅人

「明後日」
さかのぼり のぼる記憶は 諦めで おりる記憶は 明日への希望

「梅雨」
梅雨の空 したたる雨よ やわらかに やがてのぞく陽 広がる青空

「かっさり」
かっさりと カエルの兄弟 あらよいさ さあさ争い まみれる井のなか

「旅路の詠」
霧の道 見えね見えねと 探すのは 一分蕾の 桜の花さ

「旅路の詠2」
ざわざわと またたく木の葉に 森の声 朝日と踊る 「おはよう」の調べ

「切磋琢磨」
甘えたい 甘えさせたい  優柔不断 こういう普段じゃ 支えれない

「transmit」
助けたい 助けられない ジレンマが 僕のココロを 遠くへ運ぶ

「transmit2」
「逢いたい。」と 言いたい言葉を 封じ込め 「逢いたい。」想いの 空気を伝える

「天使の鼓動」
無常く 諸行の蓮糸 感じ津々 僕等は讃頌い 駈り出す

「韻と短歌」
梅雨の雲 夏の日差しを したたかに 和らげる様 廂の如し

「いいのに」
埋まらない 堀を眺めては こいし投げ

「個性は孤性」
深い森 けやきの葉から 木漏れる陽 そこに集まる タンポポいくつか

「海老反り」
愛し合う 二人の盲目 引き離す すべての因果は 不可抗力

「通学」
車窓から 交差すること 奇跡の如し 今日もあなたと すれ違う

「転調」
朝水を 飲んでうるほす 舌と咽 顎をつたはる 皮膚に浮くしお

「ほら」
可笑しくて みんなで笑う 木の葉たち ほらまた笑った ざわざわと

「赤尾」
教室に 入ってくる陽 きらっ☆ とね 実は光ったの 教師の頭

「見つめ合う二人」
ケータイを 巧みに操る 授業中 教師と目が合い きまずい空気

「団扇」
真夏の舎 懐かしいのは 下敷きと タオルで拭く汗 学ぶ徒

「意識」
溶ける様な 真夏の暑さは バニラ味 頭にくるのは 積乱雲

「リハーサル」
高校生 までは煽って 大学生 にはヌクモリティを 与えましょう

「雰囲気」
退屈な この場凌ぎの atmosphere 流されるまま 明日まで思案

「冬服」
気づかない? チョッと感じる 黒塗りの 服が知らせる 冬の訪れ

「偏見」
冬になり ジョシの髪の毛 長くなる あぁあやだやだ 媚びだした

「怖い」
分からない 何考えてるのか 同年代 純粋無垢ほど 恐ろしい

「あらいぶ」
あいらぶを あいつに伝え るならまず 挨拶よりかは 愛撫だね

「久しぶり」
白月や 歌うあなたの 面影を 忘れられない 窓辺の私